第３１１回目は「おはようアッハン塾」

きものを通して日本を知る　１８

「背紋」

昔から背紋の遊び心は日本人の感性の極み

愛しい愛しい猫ちゃんを背負って歩く友人

ロートン織のきものに愛猫の顔を刺繍しました

前から見るとシックな銀鼠地に黒緑、紺などの横段が刷毛染め

白い半衿がきりりと効いて

帯はきものの地色より薄い織帯

「ほうーーシャープないでたち」

と思いきや

振り返ると此の猫背紋と織帯に織り出された白い猫の姿

「ぬぬーー」

本人は

「けけーー」

前と後ろの思いがけない演出で相手の心をわしづかみ

日本人ってこういう所ありません？

2013年2月27日Facebook記事より